胃は伸縮する事が出来る消化器官で、満腹状態であると空腹時の30倍も大きくなる事が出来ます。しかし、暴飲暴食といった過食によって胃壁が無理やり引き伸ばされると、胃壁の筋力は低下し、消化をする為に必要な胃の蠕動運動が行われなくなってしまいます。胃の消化は、胃の蠕動運動によって、胃の内容物がかき回されて消化しています。
しかし、胃の筋肉が傷つき、蠕動運動が行われないと、胃の中に食物が未消化のまま残ってしまいます。この為、胃はなんとか消化を行おうとして胃酸が分泌され、結果的に胃の粘膜が傷つく事になります。
暴飲暴食は、胃酸を過剰に分泌される胃酸過多を引き起こし、胃痛の原因となります。胃酸過多とは、腸に移動しない食物を消化する為、胃液中の塩酸の酸度が高くなる事を言います。この為、胸やけやゲップといった症状があらわれ、胃液が口まで逆流したり、強い胃酸によって胃壁が傷つきます。
一般的に、胃酸は食後に大量に分泌されますが、胃酸過多の場合、食後から1~2時間後に胃酸の分泌が行われます。冷たい物をたくさん食べた時は、胃の血流が冷えて悪くなり、胃酸の分泌が妨げられて、胃が収縮するような強い痛みをともなうので注意しましょう。
多くの場合、胃痛は時間をかければ消化されてゆき、痛みも治まります。ただ、消化に悪い油っぽいものや甘いものは、胃痛の時には避けましょう。また、冷たいものよりも暖かいものを食べるようにして、胃を温めることで消化を促す事が出来ます。
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