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制酸薬とは、胃酸が過剰に分泌された状態の時に飲まれる胃腸薬です。胃酸が過剰に分泌されると、胃の粘膜が弱って胃壁を保護する物がなくなり、胃壁が酸に傷つけられて、炎症や潰瘍を生じる原因となります。

制酸薬は、出過ぎた胃酸のせいで大きく酸性になっている胃の内部を、中和して酸性度を下げる事ができます。胃酸の酸性を完全に中和することは不可能ですが、胃の中が超酸性と言われるpH2位の状態から、pH4程度までは中和していく事が出来ます。

完全に中和する事は出来なくても胃酸のpHを上昇させる効果は、ほぼ99%といわれており、胃酸が強すぎて生じている胃痛の症状を改善する事が出来ます。制酸薬は、H2ブロッカーよりも速く症状効果があらわれるので、胃痛を起こしている時は、まず制酸薬で胃の内部を中性にし、H2ブロッカーでヒスタミンの働きを抑えて胃酸の分泌を抑えるのがいいとされています。

多くの制酸薬には、アルミニウム塩やマグネシウム塩、炭酸カルシウムまたは炭酸水素ナトリウムといった、代表的な有効成分のいづれかが含まれています。制酸薬は、効き目が早いのが特徴的で、ほとんどの胃腸薬が1分以内には症状を緩和する事ができます。

ただ、効き目はあまり長続きすることがなく、制酸薬の種類によって10分程度しか持続しないものから、2時間近く効果が持続する物もあります。制酸薬は、様々な薬と相互作用を起こしやすく、薬をいつも服用している場合は、医師に相談してから服用するようにしましょう。制酸薬は、長期大量投与するとアルカローシスという体内のpH が上昇してしまう病気になる可能性があるので注意しましょう。

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